曇天ながら降雨には至らず、今年最後の集まりを持ちました。本日の報告をいたします。
新しいメンバーがおふたり、そしてお客さまとして、和歌山県立文書館で「小梅日記」をはじめ、多くの古文書研究に携わってこられた須山高明先生もご参加くださり、にぎやかな例会・忘年会となりました。
先月からの活動報告の後、今回もパートナーさんからのご質問を皆で検討する勉強会を致しました。
少しだけ公開しますと
・幼い小梅の息子の「脇差」紛失事件について
・小梅のいた時代の和歌山に、武士は一体どこにどれだけ住んでいたのか、また明治になって人口が激減しているのはなぜか。
・小梅の夫の勤務実態はどうだったか、などです。
もちろん入念に調べられた上でのご質問で、すぐに答えの出るようなものではありませんし、出た答えが正解だと断言できるものでもありません。けれど、意見を出し合うことはとても楽しいし、勉強になります。
また、2021年3月13日に和歌山市民会館を会場に、小梅を主人公にしたオペラを精力的に準備中の杉山みかんさんからも、「小梅夫妻はお互いにどのように呼び合っていたのか?」との脚本上のアドバイスを求める問いかけもあり、こちらも楽しい議論となりました。
HPをご覧くださっているみなさまも、遊びにいらっしゃいませんか?
場所を変えて行われた忘年会。今年は例会出席者全員がそのまま移動です。いつもと同じく、なんとなく呑兵衛組と下戸組が分かれる中、お客様参加のS先生の酒豪ぶりにびっくり!
次々と出てくるお料理と、にぎやかなお喋りで楽しい時はあっという間です。
残念ながら本日欠席となった会計・温さんの作ってくださった忘年会くじ、当たりを引いたのは辻副会長でした。今年叙勲を受けられたこともあって、文句なしの大当たり!! 渡辺さんからパートナーさんへのサプライズプレゼントもあり、また志賀旬子さんの鍋奉行ぶりに驚きつつ、志賀さん、尾崎さんのお祖父さま、志賀裕春さんご夫妻の秘蔵写真も拝見して、みんな笑顔で本年の活動を終えました。
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当会に多くの刺激を与えてくださり、また2009年と2013年の小梅忌で二度にわたりご講演くださった故・阿部健さん。阿部さんにご縁のあった多くの方々が集う追想の会が、11月24日大阪市中央公会堂で行われ、当会からも5名が参加させていただきました。追想文集には、小梅忌でお配りしましたブックレットの編集者である原洋子さんがまたもや尽力されています。その名も「阿部健のワンダフルワールド」。阿部さんの歩んでこられた人生を、多彩なご活躍を新たに知るとともに、どの分野にも深く手抜きなく、足を使って取り組んでこられたことがよくわかります。もっともっとお話ししたかったなあ。
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☆1月例会は1月29日(水) 13:30から☆
フォルテワジマ6階 「和歌山市地域フロンティアセンター」にて
また4月26日(日)午後
パートナー氏による「川合小梅」研究発表を予定しています。
少し先ですが、ぜひご参加ください。
先月に続いてのお願いになります。
10月中旬に中村会長のお宅まで、当会の出版物についてお問い合わせくださいました、S県のK様、恐れ入りますが
073-452-3399(中村)まで再度ご連絡いただけないでしょうか?